コミュ症×コミュ症の少女漫画
公開 2013年
監督・脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽 エンニオ・モリコーネ
美術 マウリツィオ・サバティーニ
キャスト ジェフリー・ラッシュ(ヴァ―ジル・オールドマン)
ロバート(ジム・スタージェス)
クレア(シルヴィア・ホークス)
ビリー(ドナルド・サザーランド)
☆☆☆☆
あらすじ 敏腕オークショニア兼鑑定士のヴァ―ジル・オールドマンにきた一本の電話。両親が亡くなり、屋敷のコレクションを査定してほしいという女性からの鑑定依頼であった。ありふれた案件だが、奇妙な点が一つ。依頼人のクレアにいつまでたっても会えないのだ。
まずひとこと (・ω・)→(,,^ω^,,)→(°Д°)
印象的だったシーン
まあ、ラストですな。レンタルのパッケージにも「鮮やかに騙される。」「衝撃のラストを知ると、構図は一転する。」ってありますな。またまたぁ、ちょっと盛ってんでしょー?と思いきや、(°Д°)
あああ、ミステリーなのでこれはあまりネタバレしたくない!かなりぼやかして書くと、俺がコーヒーだと思ってミルクまで入れたのに、飲んでみたらウーロン茶だったみたいな(?)
あとは、ヴァ―ジルがとっておきの部屋でうっとりしてるとき。「あぁ、この人はこういう人間なんだ」ってスッと納得した。よくよく見てると、かたくなに女性と目を合わせないよ、この人。
印象的だったキャラ
キャラクターみんな印象的だったなぁ・・・。潔癖なヴァ―ジル、悲劇的なクレア、ビリーもよかったけど、ロバート役のジム・スタージェスがハンサムすぎてハンサムすぎて。いや、顔だけ見てたわけじゃないんですよ。何でも直せちゃう職人技に、ちょっと軟派な優男感、そして年下のくせにヴァージルがいつも相談に来ちゃう頼られっぷりね。素敵。でした。でした。
こぼれ話
ビリー役のドナルド・サザーランドは24のジャック・バウアー役の人の実のパパ。親子共演もしたとか何とか。私は映画詳しくないから全然気づかなかったけど、パイレーツ・オブ・カリビアンのバルボッサ役もやってたんですなぁ。私の学生時代の教授がまさにこんな髪形と難しい顔してて、思い出してしまいなんだかひとりセンチメンタル。年賀状ちゃんと出そうな。
あと、なんか見覚えあんなーと思って調べてみたら、主演のジェフリー・ラッシュは英国王のスピーチに出てたんですね。私見てないけど。TSUTA●Aでバイトしてた時、これがけっこう流れがよくって表紙をなんとなく覚えてたおかげですな。今度借りよ。
心の叫び(↓反転すると見えるよ。↓できない環境で閲覧してる人は、まぁ、見なくても生きていけるし。↓)
この記事編集中にほかの考察サイトを覗いてしまいました。誘惑に勝てず。みなさんよく見てますな。ラストを知ってからもう一回見ると伏線も自力で見つけられるのかもしれませんが、体力ないのでそこまでは今日はしませんでした。でも、機械人形が完成していくのが、計画の進捗のメタファーだったり、ちゃんとビリーの動機も冒頭でほのめかしてましたし、ロバートもなんやかんやヴァ―ジルをうまく操るため助言したり焚き付けたりしてましたもんね。今思うとロバートの彼女ももしや・・・なんて思っちゃいます。あの暴漢たちも多分・・・?もう誰も信じられねェ。
反面、そんなうまくいくーーーー?って思っちゃったりね。ヴァ―ジルが依頼を引き受け、部品を都合よくみつけ、持ち帰り、クレアを見放さず査定を続け、ヒステリックに負けず、クレアを愛するかと言われたらこの計画ギャンブルだよな。ヴァ―ジルの思考を熟知したビリーなら可能なのかな?
まとめ 美術品に囲まれ、美しい音楽とともに進んでいくミステリー。少しずつ暗い森の中に入ってくような、怪しく切ない映画。芸術品を見極める立場の彼の瞳は、この不思議な依頼の果てに何を写すのか(かっこよくまとめた)。皆見てくれよな。
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