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2016年6月18日土曜日

ティム・バートンのコープスブライド



うる逝やつら

公開 2005年
監督 ティム・バートン マイク・ジョンソン
制作 ティム・バートン アリソン・アベイト
脚本 ジョン・オーガスト
音楽 ダニー・エルフマン その他
キャスト ヴィクター・ヴァン・ドート (声:ジョニー・デップ/吹き替え:木内秀信)
コープス・ブライド(エミリー) (ヘレナ・ボナム=カーター/山像かおり)
ヴィクトリア・エバーグロット (エミリー・ワトソン/小林さやか)

☆☆☆


〇あらすじ〇 内気で気の弱い青年ヴィクターは、親同士が決めた婚約者ヴィクトリアとの結婚に不安を募らせていた。森で一人誓いの言葉を練習しているヴィクターの前に、突然美しい花嫁が現れる。
土の下から。
「お受けいたします」と微笑む彼女。ヴィクターの結婚は、どうなっちゃうの―――――??? 


〇まず一言〇 つらい

〇好きなシーン〇
 1 ヴィクターの歓迎パーティー
 生きてる奴らよりイキイキした死者たちが飲んで騒いで歌って踊ってするシーンがすごい好き。制作サイドのインタビューにもあったんですけど、生者の世界は「地位や階級にとらわれた窮屈な世界」を印象づけるためセピア調でつまらなそうに作ってあるんですね。
 よってここのカラフルなドンチャン騒ぎまで賑やかなシーンが一切なしなんで、余計強烈な印象が残ります。
 あと、歌がすごくいいんですな。詳しくないんで何とも言えないんですけど、ジャズなのかな?

↑メインボーカルのこいつ。こいつがもうホント好き。片目のしゃくれ骸骨。生前どんな骨格だったんだよ、クッキングパパかよ。こいつの歌とダンスのおかげで「お!死者の世界楽しそうやん!」ってなる。歌の内容はかなりハードなこと言ってるんですが、めっちゃ楽しそう。好き。

 2 結婚式の準備
 また死者サイドかよ!死者の国総出で二人の結婚式の準備をする場面。ここも歌をうたいながらノリノリで進むんですが、中でも一番好きなのは骨軍団がエミリーを称えてるとこ。特に重要ってわけでもないんですが、エミリーが黄泉で愛されていたことがわかってすごくいいなと思った。

 3来たったでー^^
 地上でパーリナイするとこ。死者が蘇ったらそりゃ阿鼻叫喚ですわ。でもとあるモブ少女の一言でシチュエーションががらっと変わるんですな。私こっから滝のように泣いた。ラストで泣かなかったくせに。
そんなことはどうでもいい!
↑このヒゲの紳士骸骨。ちょくちょく画面に映っててやけに目立つなと思って気になってたんですが、ここに来て大好きになりました。骨のくせにこの笑顔(;;)(;;)素敵・・・。このキャプチャ画像見ただけで泣ける(;;)私こういうのほんと弱いんだよ・・・意味わからんって人は本編見て。

〇好きなキャラ〇
 上記のしゃくれと、ヒゲが好きなんですが、追加でヴィクトリアを。
 
 
 本作のもう一人のヒロイン、ヴィクトリアです。化粧バッチリ&ウエディングドレスでジャケットにのってるエミリーと比べ正直パッとしない印象の彼女。やや箱入り娘気味ですが、やる時はやる娘。「結婚」に夢を見てるところは少しエミリーと似てるかも。
 この子が何とも言えず健気で一途で大和撫子。私は序盤からこの子を応援してました。もちろんエミリーも好きだけど。     
 あと「お嬢ちゃま(;;)おかわいそうに・・・」てずっと言ってるメイドのばあちゃん。
 
〇惜しい点〇※ネタバレあるよ!※
 なんか全体的にエミリーかわいそうだし、ヴィクトリアもかわいそうだし、ヴィクターが悪いとは言わないけど、なんかもやっとした。
 エミリーの思い込みが激しいせいでこんなことになったと言えばそれまでなんですけど、もうちょっと幸せになってほしかった。まあ、あの男のいるあの世でこれから生きてくよりはいいのかもしれませんが。
 それにしてもヴィクトリアは嫁に行くんですかね、あの家に。婿入りだろうがどっちにしても多少苦労しそうですが。
 
〇まとめ〇
 とにかく音楽がよかった!エミリーとの初対面から始まり、死者たちによる小粋なダンスシーンなどBGMがすごくかっこよかったです。シナリオとしてはやや盛り上がりやオチに物足りなさを感じたかも。「死」よりも「結婚・愛」がテーマですかね。一番かわいそうだったのは誰でしょーか。
 未婚の人も既婚の人も結婚ってなんだろうって思えたらしめたもんじゃないでしょうか。私は未婚だけどね。がはは
 
死が二人を分かつまで、否。死が二人を分かとうとも。

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